熱性けいれんをおこしても慌てないで観察を。

熱性けいれんをおこしても慌てないで観察を。

熱性けいれんを起こしたら。絶対に守るべき5つのこと。

娘がはじめて熱性けいれんを起こしたのは1歳になる少し前。

突然、本当に突然に体がけいれんし始め、白目をむいてしまいました。

呼びかけても意識はありません。

一般に子供が熱性けいれんを起こしたときには、

①揺さぶったり、大声で呼びかけるなどして脳に不要な刺激を与えない。

②着ている衣類をゆるめ、体が楽な状態にする。

③吐いてしまったもので喉が詰まらないように、体を横向きにして寝かせる。

ということが言われています。

私の祖母はよく、

「あなたのお父さんが小さかったときは、いつひきつけを起こすか分からなかったから、いつも割烹着に割り箸を入れててねえ。

ひきつけたら口をこじ開けて割り箸を口にくわえさせてたのよ。」

と言ってたっけ。

昔は歯と歯の間にすき間を作り、舌を噛み切らないようにするのが正しい対処法だと言われていたようです。

ですが、今では絶対に割り箸を口に入れてはいけないと言われています。

ひきつけた時の歯を食いしばる力はとても強く、割り箸を折ってしまい、かえって口の中をケガしてしまう危険性があるからです。

体を横向きに寝かせ(横臥)、そっとしてあげるのがベスト。

また、

④ひきつけが何分ぐらい続いたか、左右対称にひきつけているかをチェックすることも大切です。

⑤けいれん後は熱が何度あるか体温計で測ることも忘れずに。

④と⑤は病院を受診した時に必ず聞かれます。

ちなみに私ですが、最初のひきつけの時は子供の名前を大声で呼びながら、意識を戻らせようと必死に揺さぶってしまいました。恐怖で体がガタガタ震えたのは、後にも先にもあの時だけです。

子供がはじめてけいれんを起こした時に落ち着いていられる人って、本当にすごい。

緊急に病院を受診するべきときって、どんな時?

熱性けいれんには単純型と複合型があります。

単純型の熱性けいれん、いうなれば普通の熱性けいれんは重症化することも、後遺症が残ることもありません。

けいれんがおさまったら普通に病院へ行ってください。特にはじめての熱性けいれんの時は必ず病院を受診してください。

単純型の熱性けいれんって、どんなけいれん?

  • けいれん時に熱がある。
  • 左右対称にけいれんしている。
  • 通常のけいれんは2~3分。長くてもせいぜい5分ぐらい。
  • けいれん後、ほとんどの場合はそのまま数分から数時間眠ってしまうが、その後意識が戻る。

けいれん時に熱がない場合、てんかんなどの病気が疑われます。すぐに病院を受診しましょう。

どんなときに緊急で病院を受診する必要のあるの?

単純性の熱性けいれんに当てはまらない場合は複雑型熱性けいれんといって、すぐさま病院の受診が必要なケースです。

以下のような場合は、たとえ真夜中であってもすぐに病院へ連れて行ってあげてください。

  • 6か月未満の赤ちゃんがけいれんをおこした場合。
  • けいれんが5分以上続く。
  • けいれんが左右対称ではない。
  • 短時間の間にけいれんを繰り返す。

後遺症って本当に残らない?どうしても心配なあなたへ。

ここまで単純型の熱性けいれんは後遺症が残らないことを書いてきました。

でも目の前でわが子が熱性けいれんを起こしているのを見て心配になりませんか?

「本当に後遺症は残らないのかしら?」って。

私は本当に心配でした。

「こんな状態になったのに、脳がダメージを受けてないなんて、本当かしら?」と。

「私の父も、私の兄弟も、私自身も小さいときに熱性けいれんを何度も経験してそれでも大丈夫だったんだから大丈夫」と何度自分に言い聞かせてもどこか半信半疑で。

でもご安心ください。7歳になるまで毎年一度熱性けいれんをおこしていた私の娘も、今では中学生。どっこも悪くありません!

補足ですが、熱性けいれんは遺伝が大きく関係するそうです。両親が子供のころ熱性けいれんをおこしていた場合、熱性けいれんをおこしやすい傾向があるそうです。