ママ友地獄からの脱出。③地獄で奮闘編

ママ友地獄からの脱出。③地獄で奮闘編

自分を取り戻すために、べったり付き合ってきたママ友たちとは距離を置こう。

そう決心してから、家に招待されても時々は断るようにしました。

でも、自分が思った通りに事は進まず。

意に反して、事態はドロ沼状態へ。

 ママ友たちと距離を置こう。でもどうやって?

もうこんな付き合いにはついていけない、みんなとちょっと距離を置こう。

まずは毎日のようにお宅に招かれるのを、数回に一回ぐらいは断ろう。

サバサバした気持ちでそう決心しました。

で、実行に移してみたわけです。

「じゃあ、そろそろ私の家に移動する?」と誘われた時に、「今日は園庭で遊んで行こうかな。天気もいいし」という感じで。

そりゃ、子供は「なんで?僕もみんなと一緒に家に行きたいー」と言いました。

泣きました。

でも、もう決めたことなので。

ママもう無理なんで。

しばらくはお宅にお邪魔したり、断ったり。

それから断る割合を増やしていって…。

ホクホクとそんなことを考えていましたが、甘かった。

決して失礼な断り方をしたつもりはなかったのですが、急に断り始めた私に、みんなを家に呼ぶお母さんも違和感を覚えたようです。

ある日、ちょうど夕食の準備をしていた午後6時半ごろ。

執念深く時間まで覚えていますが。

いつもみんなを誘う、あの一番苦手なお母さんから電話がかかってきました。

そして開口一番「あなた、私のことが嫌いでしょ」です。

もう、びっくりしましたね。

「えーーーっっっ!!!こんなことが本当にあるんだ」て感じ。

だって、こんなこと聞かれて「はい」って答えられる人って、いないですよね。

でも、20年前のバカな私は考えたわけですよ。

「この人はこうやって、今までずっと自分から距離を置こうとするそぶりを見せた人を繋ぎとめていたんだろうな」と。

彼女の中では、

Ⓐ「私のこと嫌いでしょ」

Ⓑ「えっ、そんなことないですよ」(99%の人がこう答えるのでは)

Ⓐ「だったら、もっと仲良くしましょうよ」

というパターンが出来上がっていたのかなと。

こんな質問されて、「はい」って言える人なんていないって分かって聞いているのかなと。

ズルい人だなあと。

ホントに、こんなどうでもいいこと考えてる暇があったら、子供に絵本の一冊でも読んでやれと、昔の自分をひっぱたいてやりたいぐらい。

で、「私のこと嫌いでしょ」と聞かれ、しばしの絶句のあと私が選んだ答えは「はい、そうです」。

バカですね。

大バカ者ですね。

ここはのらりくらりと「えーっと、そんな訳では」「そんなつもりはなかったんですけど」など、モゴモゴ言い逃れに徹するのが正解。

そのうえで、「ごめんなさい、今鍋を火にかけていて」とか「お風呂で息子が呼んでる」とか「夫が早くご飯にしろと怒ってる」とか適当なこと言って、慌てた感じで早々に電話を切り上げるべきでした。

こんな時間にかかってくる非常識な電話、真面目に相手にする必要なんて全くなかった。

そのうえで、また時々お誘いを断ってみる、その回数を増やしてみる。

そういう大人の対応ができていたら、ここまでドロ沼になってなかったのかなとも思います。

「私のこと嫌いでしょ」と聞かれて「はい」と答えるとどうなるか。ドロ沼しか待ってない。

相手が自分と距離を置こうとしているのを感じたら。

私だったら、このお付き合いは相手にとって負担だったんだなと思って、そのままにしておきます。

でも彼女は違いました。

放っておいてはくれませんでした。

Ⓐ「あなた、私のことが嫌いでしょ」+Ⓑ「はい」=ⒷはⒶのことが嫌い

こんなにハッキリしているのに、彼女は「お互い至らないところは改めて、これからも仲良くしましょう」ですって。

大体、距離を置こうとしたのだって、ただ数回に一回は家に招待されても断る、という程度のこと。

そりゃ、彼女のことが苦手で、その嫌だオーラはめちゃくちゃ出てたんでしょうけど。

陰口を言ったりとかもしてない。

それをこんなに大騒ぎするなんて。

本当にヤバイ人なのではないかと恐ろしくなりました。

ここで心折れて、彼女の言う通り「お互い歩み寄りつつ、今まで通り付き合う」となったら絶対嫌だ。

そこで、頑張って主張しました。

彼女の人柄が嫌というわけではないこと(本当は大嫌い)。

ただ単にこういうべったりとした付き合いが、子どもの頃から苦手だということ(これは本当)。

もともと一人でいるのが好きなので、ずっと人と一緒にいるととても疲れること(これも本当)。

最初は何を言っても「私の悪いところ言って」とか、「子供たちも仲がいいんだから、親同士ももっと仲良くなりましょ」の一点張りでした。

本当に本当に心が折れそうになりました。

でも何度も何度も同じことを繰り返して主張して。

とうとう諦めてくれました。

「私が誘うのが迷惑なのね」という形で。

そうじゃない、ほどほどにお付き合いしたいだけなんだ、と言う元気は、もう残っていませんでした。

そのとき時刻は夜8時30分過ぎ。

「子どもがお腹を空かせて待っているのに、何やってんだろ、私」という自己嫌悪とともに時計を見たので、こちらもしつこく覚えています。

ママ友地獄からの脱出④地獄からの復活編

へ続く。