子供を紫外線からしっかり守るための、6つの対策。

子供を紫外線からしっかり守るための、6つの対策。

紫外線対策は女性のもの、という時代は終わりました。

成長途中で紫外線の影響を受けやすい子供こそ紫外線対策が必要、というのはもう常識に。

紫外線対策に関しては、「これで完璧」という方法はありません。

ここにある6つの方法を、シュチュエーションに合わせて併用しましょう。

紫外線が強い時間帯は、戸外での活動をなるべく控えましょう。

日焼け止めの使用は効果的。こまめに塗りなおすのがポイント。

使うシーンに合わせて適切なSPF、PAのものを選びましょう。

子供用の日焼け止めを選ぶとき、❝SPFの数値がが高ければ高いほどいい❞というものではありません。

それだけ日焼け止めに含まれる成分が強く、肌に負担がかかるからです。

通園、通学や毎日の外遊びなどの日常生活の範囲内だと、SPF10~20ぐらい、PA+~PA++ぐらいが目安です。

炎天下でレジャーをする場合や、海や山、スキー場などへ行く場合は、SPF30以上、PA+++~PA+++++など。

SPFとは、主としてUV-Bを防ぐ指標として使われます。 紫外線が当たりだしてから赤くなるまでの時間を何倍おくらせることができるか、を表します。SPF20の場合だと、紫外線が肌に当たりだしてからダメージを与えて赤くなるまでの時間を、何もつけない状態と比べて約20倍伸ばせることができるという意味。個人差はありますが、紫外線によって肌が赤くなるまで大体20分程度と言われています。SPF20とは、紫外線が肌にダメージを与えるまでの時間を20×20=400分にすることができるということ。SPFの数値が高ければ高いほど、紫外線をより完璧にバリアするというわけではないのです。

海や山へ行く場合や、炎天下でのレジャーの場合であっても、こまめに塗りなおすことができるならSPF数値は必ずしも高い必要はありません。こまめに重ね塗りする方がベターといえます。

通園、通学の場合、朝に日焼け止めを塗ってから帰るまでの時間が長い場合は注意が必要です。SPF20の場合だと、効果の持続時間は約400分。帰宅時、部活動の時などに塗り直さないといけない場合があります。

PAとは肌の老化を進めてシワ、たるみを引き起こすUV-Aをどのぐらい防げるかを表します。PA+(弱い)~PA++++(強い)の4段階で表され、+が多いほどその効果は高くなります。

紫外線防止に効果的な日焼け止めですが、3カ月未満の乳児への使用は避けましょう

ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使った場合は、専用のクレンジングかメイク落としでやさしく溶かしだすように落としましょう。

プールや海で水に入るときは、水から上がる都度、少なくとも2~3時間おきに日焼け止めを重ね塗りするのがベストです。

炎天下で大量の汗をかくスポーツなどをする場合も、汗で日焼け止めが落ちたと感じた場合に塗り直すのが理想。

それが難しい場合は、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを使うのも1つの選択です。

ウォータープルーフタイプの日焼け止めには、肌にピッタリ密着する性質をもつシリコンが配合されていて、お風呂で石鹸で洗ったぐらいでは簡単に落ちないものがあります。この場合は、専用のクレンジングオイルやメイク落としでやさしく溶かしだすようにして落とす必要があります。

紫外線吸収剤を使っていないタイプのものを選びましょう。

紫外線を防止するための成分として、「紫外線吸収剤」と「紫外線防止剤」があります。

紫外線吸収剤は肌の上で紫外線を吸収し、それを化学反応によって熱エネルギーに変えることで紫外線が肌の内部に浸透することを防ぐ働きをします。

無色透明なので肌に塗っても白浮きしにくく、塗り心地も滑らかというメリットがあります。

反面、肌の上で化学反応が起きているので、人によっては肌に刺激を感じたり、まれにアレルギー反応を起こしたりします。

肌が敏感な幼児や子供には、紫外線吸収剤が入っていないものをおすすめします。

紫外線散乱材は紫外線を吸収・散乱して皮膚へ紫外線が届くのを防ぐもの。

成分である無機系素材が紫外線を跳ね返すイメージです。

紫外線散乱材は伸びが悪くなりがちで、また皮膚につけた時に白くなりやすいというデメリットがあるものの、アレルギー反応を起こすことはほとんどありません。

最近では子供用、敏感肌用として紫外線散乱材のみで紫外線をカットする製品も多くなっています。

成分をよく見て「紫外線吸収剤不使用」の製品を選んであげると、肌への負担も少なくなります

長袖の上着、パンツなどで体を覆うことは効果的。

紫外線のことだけを考えれば目の詰まった衣類が効果的。

でも、通気性が悪いと子供は暑くて着るのを嫌がるでしょうし、熱中症などの心配があります。

最近では通気性、吸収性に優れた子供用のUVカットの衣類が多くありますから試してみてもいいのでは。

ただ、手ごろな価格で売られている綿素材のUVカット衣類は、だいたい1年ぐらいでそのUVカット効果が落ちてしまうことはあまり知られていません。

これはその製法に理由があります。

綿などの天然素材にはもともとUVカット効果はないので、生地に後から薬品などでUV加工しています。

そしてこの加工は洗濯や生地の痛みにより徐々に失われ、そのUV効果が持続するのはだいたい1シーズン

毎年買い替える必要があります。

これに対して生地自体にUVカット効果がある製品もあります。

ポリエステルやレーヨンなどの化学繊維に、UVカット機能のある特殊セラミックや二酸化チタンなどを織り込んでいるものです。

この場合は効果は半永久的に持続しますが、綿素材のものよりは高価となります。

海、山、スキーなどへ行くようなときは、子供にもサングラスやゴーグルを。

目にはもともと紫外線に対する防御機能が備わっています。

通学や通園、普段のちょっとした外遊びの時に浴びる紫外線にまで神経質になる必要はありません。

ですが、強い紫外線を長時間浴びてしまうようなときは、肌だけではく目への紫外線対策が重要です。

強い紫外線による目へのダメージとして、❝雪目❞が有名です。

充血や異物感、目の痛みといった症状があります。

また視力の低下をもたらす白内障や翼状片、視界がゆがむ加齢黄斑変性、なども紫外線との関連性が指摘されています。

強い紫外線を長時間浴びるような場合には、子供であってもサングラスやゴーグルをかけるようにしましょう。

サングラスの選び方

サングラスやゴーグルなどは、必ず「紫外線透過率」(数字が低いもの)や「紫外線カット率」(数字が高いもの)が表示された紫外線カットを目的としたサングラスやゴーグルを選ぶようにしましょう。

子供のおもちゃサングラスは決して紫外線が当たる場所でかけさせてはいけません。

目は暗いところでは瞳孔が開き、より多くの光を取り入れようとします。サングラスをかけた時も同じことが起きています。この時紫外線がしっかりカットされていないと、開いた瞳孔から多くの紫外線を取り込んでしまい、目に大きなダメージを受けてしまいます。

つばの広い帽子の活用を。

つばの広い帽子をかぶるのも紫外線を防止する有効な手段です。

ただ覚えておきたいのは、つばの広い帽子をかぶった場合でも、約20%の紫外線しか防ぐことはできないということ。

子供が帽子をかぶった写真を見ても、顔全体が陰になっていることはほとんどないことからも分かります。

また、この数値は太陽が高い位置にあるときのもの。

午前中の早い時間や夕方など、太陽が低い位置にある場合だとこの数字はもっと低くなります。

帽子をかぶるだけでは紫外線予防としては不十分ですので、他の方法もしっかりと。

木陰や建物の陰など、日陰を利用するのもある程度は効果的。

日陰に入ると日向の約半分の紫外線を避けることができます。

避けることができない残り約50%は、空気中で散乱している紫外線や、地面や周りの建物から反射した紫外線。

やはり日焼け止めなどと併用することが必要です。

 

紫外線の性質を詳しく知りたい方はこちら。

紫外線を徹底解説。知識があれば怖くない。